自分に合ったサービスを選ぶのが大切です
ひとくちで退職代行といっても、そのサービス内容は多様で、大きく3種類に分けられます。いちばん手厚いのは、あなたの会社に対して伝達、交渉、法的対応をしてくれる弁護士参加型サービスです。次いで、伝達、交渉を代行する労働組合のサービス、そして、伝達を代行する民間企業のサービスがあります。
これらは、どれが最良なのか一概には言えません。あなたの状況に合わせて、いちばんふさわしいサービスを利用していただきたいです。具体的にみていきましょう。
弁護士: 退職金請求や損害賠償請求もできるフルスペックの支援
娘がブラック企業で苦しんでいる。スパッと辞めさせて退職金も請求したいけど、どうすればいいの?
そんなあなたにおすすめしたいのは、弁護士が加わっているフルスペックの退職代行サービスです。具体的には、次のようなものがあります。
辞めるんです
おすすめポイント
費用は後払いで税込み27,000円だけ。
24時間365日相談を受け付けており、即日退職が可能
会社との連絡をすべて代行してくれます
「辞めるんです」は、顧問弁護士から業務指導を受ける弁護士参加型の退職代行サービスです。その大きな特徴は、事前の支払いが一切不要で、税込み27,000円を後払いすればいいという点です。即日退職に対応して、すべての連絡を代行してくれます。
弁護士参加型ですので、残業代や退職金の請求、損害賠償への対応なども可能です。
弁護士法人みやび
おすすめポイント
弁護士が運営する本格的な退職代行サービス
最短即日の退職が可能
残業代、退職金、未払い給与の請求にも対応できます
前述の「辞めるんです」は弁護士が監修する仕組みですが、弁護士法人みやびは、弁護士が運営します。費用は55,000円(税込)と高めですが、会社とこじれていて法的対応も検討している方にはおすすめです。
残業代、退職金などの請求は、回収額の20%が成功報酬となります。
労働組合: 伝達、交渉を代行できます
残業代を争うようなことはないけど、退職日や有給取得などの交渉を代行してもらえると助かるぅ!
そんなあなたにおすすめなのは、労働組合が手がけている退職代行サービスです。具体的には、次のようなものがあります。
退職代行ガーディアン
おすすめポイント
法適合の労働組合が手がける退職代行サービス
料金は一律29,800円(税込み)。追加費用なし。
就業規則で「○ケ月前までに申告」となっていても即日から出社せず退職できます
弁護士が監修・運営するサービスと異なり、労働組合が手がける退職代行サービスは、退職金の請求などの弁護士資格を持つ者だけが許されている業務(非弁行為)はできません。けれども、下記のようなことなら、労働組合でも対応できます。
- 退職する意思を会社側へ伝える
- 退職日を交渉する
- 有給休暇の取得について交渉する
もしあなたがこうした交渉の代行だけをお願いしたいのなら、労働組合は心強い味方です。文字通り、労働者の立場にたって、会社と闘ってくれることでしょう。
民間企業: 伝達のみ代行できます
本当におすすめできる企業サービスが見つかったら、ご紹介させていただきますね!